A9ではテクスチャを変更する方法が大きく別けて2種類あります。
- TexMod … A9起動毎に変更テクスチャ群を適用する方法。テクスチャファイルはtga形式を利用。
- A9Codec … A9の設定ファイル内にあるテクスチャを置き換える方法。テクスチャファイルはdds形式を利用。
ともに一長一短がありますが、
A9Codecをおススメします。
実は、私の環境ではA9V3導入時にTexModが使い物にならなくなってしまいました。
プレビューモードで連番画像出力機能が使えなくなりました。
テクスチャがうまく適用される確率が極端に落ちました。
環境依存なところがありますが、
それに比べるとA9Codecは安定して運用できます。
A9Codecの長所
- テクスチャが確実に適用されてA9を起動できる。
- テクスチャを設定ファイルへ書き込むので、普段A9を起動するときは普通に起動するだけでテクスチャが適用できる。
- 64bit用のA9のプログラムが使える。
- Spats!!の利用でA9本体バージョンアップ時の対応が楽になる。
- テクスチャの適用先(ファイル名)を特定するとき的を絞ってできるので比較的楽。
A9Codecの短所
- ほとんどのテクスチャ配布元がtgaファイル形式で配布しているのでファイルをdds形式へ変換する必要がある。
- A9Codecの動作(テクスチャを設定ファイルへ書き込む)時間が長い。
- A9本体内の設定ファイルを書き換えるのでリスクが大きい。
- コマンドラインで操作する必要がある。(Spats!!導入すれば不要)
- 操作を間違える(テクスチャのファイル名をミスするetc)とA9が起動しなくなる。
- テクスチャの切替はファイルの切替をエクスプローラーで自身で行う。
TexModの長所
- ほとんどのテクスチャ配布元がtgaファイル形式で配布しているのでそのまま使える。
- A9本体内のファイルには影響しない。
- テクスチャの切替はTexModの機能として持っている。
TexModの短所
- テクスチャを適用するには、A9を起動する度にTexModで一連の作業をしなければならない。
- テクスチャが適用されないことがかなりな頻度で発生。(環境に依存)
- プレビューモードで連番画像出力機能が動作しなくなることがある。(環境に依存)
- 64bitに対応していないので、64bit環境でも32bit用のA9を起動するよう設定が必要。
- 反射ファイルが同形式の色違いの列車などは共通化されており、もし変更すると同形式の列車全てに適用されてしまう。
- A9本体バージョンアップ時にテクスチャの適用先アドレスが変更される場合がある。
- A9LOTと同時利用が出来ない場合がある。(環境に依存)
解説サイト
ニコニコ鉄道株式会社Wikiの吹田統合車両所さんのページは、
A9Codec, TexMod両方について詳しく解説されています。
Spats!!という便利なA9Codecのサポートツールも配布されています。
TexModについてはA列車で行こう9 TexMod Wikiも参考になります。
備考
テクスチャの配布先を別途まとめようかと検討中。
使っていて思うんですが、
なんでA9Codec流行らないんですかね?
非常に疑問です。
Spats!!使えば、大体の面倒事はやってくれます。
テクスチャを設定ファイルへ書き込む時間はそれなりにかかりますが、
A9起動する度にテクスチャが適用できなくてイライラするより、
よっぽどマシです。
後は、テクスチャの切替はファイルを自力でコピーするのですが、
面倒なら自作ツール作っちゃえばいいし。
えぇ、私は作りましたけど…。
何か?