水面の高さを偽装するギミック

第14-2回にて
ダムの前後で水面の高さが変わっていることについて
いくつかコメントを頂いております。
「川とダム湖で水面が違う!? 
(A9はv4に至ってもこれができないので……画面合成?)」
「海底のテクスチャいじったのかこれ」

残念ながら惜しい気もしますが、両方共違います。

今回使った水面の高さを偽装するギミックは
①と②の2つあります。

①保護区のテクスチャを張り替えて水面にした。

こちらは幾人の方がすでに実践し、
動画を投稿されています。
吹田統合車両所のskunkworksさんが
テクスチャを提供しております。
http://goo.gl/Z6qvsJ

実は今回、わざわざ、
季節に合わせて作成しなおしていただきました。
感謝。

どの高さにも水面を表現できるので重宝しています。

ダムそのものが映っているシーンは
これを使っています。

②A9LOTでマップ全体の標高を地形を変えずに下げた。

もともとは①のみで済ますつもりでしたが、
元々こだわり派であるskunkworksさんから違和感を指摘され、
いろいろ案を出し合った末に出た答えです。
・A9LOTで標高データをファイルに保存。
・それを人間が理解できるよう10進法のCSVファイルに変換。
・CSVファイルをEXCEL(OpenOffice)で開く。
・数式を駆使して、ダム湖水面がA9の水面に合うように全部のセルで引き算させます。
・CSVファイルを標高データのファイルへ逆変換。
・A9LOTでこのファイルを読み込ませます。

これで見た目上、水面が上がったようにすることができます。
実際には山の方が下がっているのです。
見える範囲の建物、線路は引き(建て)直しており、
動画撮影専用のハリボテマップが存在するということになります。

ダム自体は映らず、ダム湖が映っているシーンは
これを使っています。

ちなみに、作業前後のダム周辺を比較するとこんなことになってます。

(Before)




(After)

決壊どころの騒ぎではありませんね、、、

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