A列車で行こう9の良い点、悪い点

今更になってしまいましたが、
歴代A列車で行こうをいくつか経験がある者として
A列車で行こう9の良い点、悪い点
を考えてみることにしました。


個人的に良かったこと。

1. マップのフィールドがリアルになった。
砂漠、禿山が芝生、岩場の山になったのは
大きなアドバンテージだと思います。
また、オープニングムービーで太陽の光、ネオンの灯りと
それを反射する水面を見た瞬間、
誰もがオォッと思ったはず。

2. グリッドの廃止。
建物、線路、道路が
グリッドにとらわれずに思い通りの場所に建てられます。
さらに22.5度づつ回転が可能です。
街の表情がより自然になりました。
遠景を見ていても様になります。

3. 自由自在に敷ける線路、道路。
道路が曲線を描いているのを見て、
涙が出そうになりました(笑)
車窓も違和感なく眺めていられます。
自分がまるでそこにいるかのように、、、。

4. 列車が最大10両の長編成が可能に。
通勤電車や貨物列車はこれぐらいあると
やっぱり雰囲気があります。

5. 各ストラクチャーのバリエーション増加。
待望のネオン街が追加されたことや
駅のバリエーション(新幹線専用の駅を含む)、
建物のバリエーションが増えました。

6. バス・トラックの復活。
これでようやくA4のレベルに戻ったんです。

7. よりリアルな時間経過。
A7,A8では次の駅までゲーム内で3,4時間なんていう
現実離れした時間がかかりましたが、
今作ではかなりリアルになりました。
風景が一番綺麗になる、朝焼け、夕焼けの
徐々に変化して行く様を
のんびり眺められるようになりました。


個人的に悪かったこと。

1. 交通網施設と一般ストラクチャーの縮尺の違い。
列車、バス、駅、道路に比べて
建物がその半分の縮尺になっています。
これでは駅の隣に野球場を建てても全然見栄えがありません。
例えば、東京ドームは
ほぼ水道橋の駅のホーム(200M)と同じ幅があります。
ところが、それに比べてA9では明らかに野球場の方が小さいのです。
高架も高すぎです。
この点は残念でなりません。

2. ディティールがいまひとつ欠けている。
A8と比較すれば飛躍的に向上しました。
ビルも駅もよく出来ているんですが、、、
でも、場合によってA5,A6に劣ります。
例えば、列車のテクスチャはA5,A6の方が綺麗です。

3. ゲームバランスの変化。
前作、前々作と同じで問題ない、ちょうど良かった箇所に
なぜか手が加わっているので、
プレイするとき非常に困惑します。

4. バス・トラックの導入で一般乗用車が消滅。
これは仕方がないですね、、、。

5. 画面を非アクティブにするとプレイ中の音が消える。
そういうものなの?

6. ソフトのセキュリティー対策に問題点がある。
Vista,7のユーザーアカウント制御に対応していない。
セキュリティーソフトとの親和性がない。


どっちとも言えないこと

1.新要素として発電所が追加。
聞いた最初はフーン程度でしたが、
プレイしてみると、税金と同じように足を引っ張る
厄介者というポジションで、意外と悩みのタネです。
今後のシリーズではどうなるのでしょうか?


考察

私はA列車で行こうシリーズに何を求めているかと言うと
箱庭ゲームなのです。
それに、都市開発、鉄道バス運営が加わった、
と言う感覚でゲームをしていました。
こんな私から見ると、
A列車で行こう9は今までのシリーズの中で
一番魅力的に映ります。
箱庭要素が非常に充実しています。
建物などバリエーションがまだ足りない
と言う声もあるようですが、
それを打破するほど画期的なことを
いくつもやっています。
(あくまで、A列車で行こうシリーズの中では、、、
他は知らないので)

ゲーム性がないとか、説明不足だとか
前々から言われていることなんで、
A9に限ったことではないんです。
もはやそれがA列車で行こうシリーズのゲーム性です。

A4をPSで初めたときは、
ワケも分からず、
分厚い攻略本を読みながら四苦八苦していました。

このゲームをこなしていくには
クリエイティブな野心とやる気が必要です。
ゲーム側では何もしてくれないから、
気がなくなってしまえばすぐ飽きます。

AIの面倒を見て、ご機嫌を伺うような
シムシティや他のシミュレーションゲームとは
気の使い方がまったく違います。

むしろ、自分のためだけのモノ(マチ)づくりしてる気分なんです。

"それを人は自己満足と言う。"
そういうゲームです。

4 件のコメント:

  1. 道路に税金がかかるのか調べてたら流れ着きました。
    私はA4gからA9の間は未プレイなのですが、バスなどは無くなってたんですね。
    私もA9素晴らしいと思います。v3は未購入ですが今でも楽しいです。
    徹底した自己満足を追求できるゲームも中々無いですから、Aシリーズは応援しています。
    縮尺はとても残念です。1:1でも アレ? と思うことも少なくありません。
    縮尺がリアルになれば普通の建物も街の中の小さなランドマークとしての見栄えもするというものですよね。
    グリッドが無くなったことがリアルな縮尺への第一歩と捉え、期待して待つことにします。

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  2. いらっしゃいませ~(遅)
    コメントいただいてから半年も経っておりました。
    申し訳ありません。

    このゲームの良さは、
    自己満足の追求ができること、
    そのとおりですね!

    A9もV4となりまして、
    ユーザの要望をいろいろと取り入れて、
    自己満足できる度合いも大きくなってきました。
    オリジナルのA9と比べると印象が異なるんではないのかなぁと思います。
    A10には更なる飛躍を期待したいところです。

    今更な感じもしますが、
    ゲームもバージョンアップしたことですし、
    ここの記事の内容も見なおしたほうがいいかもしれませんね。

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  3. 僕もこのゲーム好きです。 個人的には跨座式のモノレールが欲しかったですが(笑)                                                               

    version4.0欲しいよおおおぉぉ

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  4. はじめまして。
    モノレールがA列車にあった時代もありましたねぇ…(遠い目)
    Version4.0は買ってはいるんですけれども、
    なかなか新機能を使いこなすようなことが出来ていないのが実情です…。

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